誰かの家に炊飯器が届いた日
2003年5月11日〜あるお二人に捧げる〜
彼らは、とても朗らかな夫婦だ。
今まで彼らは諸般の事情で
緑の電車とピンクの電車の
お世話になっていたが
ある日突然二人で、
黄色の電車のお世話になることを決心した。
彼らは、お口の恋人のファンなら
誰でも憧れる地を目指し、
海風を心地よく感じる場所に行き
二人で耳を澄ました。
そんな二人が耳にした音・・・
それは意外にも、
ご飯の炊ける音であった。
そのご飯を炊いてくれた炊飯器は、
もしかしたら、
電子音で炊飯完了を告げていたかもしれない。
しかし、彼らはそんな音には気づかず、
自然に出来上がった
炊飯器からほわっとたちのぼる
蒸気の音で、ふと気がついたのだ。
彼らは、考えた。
ご飯をどうやって食べたらいいかな?と。
そうすると、彼はゴソゴソと
段ボールから鍋を取り出した。
そして、彼女は気がついた。
彼女はふらりと外に出た。
近くのスーパーは、
初夏ともいえる日差しが
やがて夕焼けになろうとしていた。
スーパーに入ると、
野菜売り場で、
じゃがいもとたまねぎとにんじんが
仲良く彼らの到着を待っていた。
「ようこそ!!」
30分後、
野菜売り場にいた
じゃがいもとたまねぎとにんじんは
黄金色のカレーと一緒に
鍋の中で、仲良く暮らし始めていた。
やがて、暖かいご飯が真新しい皿に盛られ、
楽しいカレーライスが食卓を盛り上げた。
さて、これからだ。
新しい生活は、もう、はじまっている。
彼らは、とても朗らかな夫婦だ。
今まで彼らは諸般の事情で
緑の電車とピンクの電車の
お世話になっていたが
ある日突然二人で、
黄色の電車のお世話になることを決心した。
彼らは、お口の恋人のファンなら
誰でも憧れる地を目指し、
海風を心地よく感じる場所に行き
二人で耳を澄ました。
そんな二人が耳にした音・・・
それは意外にも、
ご飯の炊ける音であった。
そのご飯を炊いてくれた炊飯器は、
もしかしたら、
電子音で炊飯完了を告げていたかもしれない。
しかし、彼らはそんな音には気づかず、
自然に出来上がった
炊飯器からほわっとたちのぼる
蒸気の音で、ふと気がついたのだ。
彼らは、考えた。
ご飯をどうやって食べたらいいかな?と。
そうすると、彼はゴソゴソと
段ボールから鍋を取り出した。
そして、彼女は気がついた。
彼女はふらりと外に出た。
近くのスーパーは、
初夏ともいえる日差しが
やがて夕焼けになろうとしていた。
スーパーに入ると、
野菜売り場で、
じゃがいもとたまねぎとにんじんが
仲良く彼らの到着を待っていた。
「ようこそ!!」
30分後、
野菜売り場にいた
じゃがいもとたまねぎとにんじんは
黄金色のカレーと一緒に
鍋の中で、仲良く暮らし始めていた。
やがて、暖かいご飯が真新しい皿に盛られ、
楽しいカレーライスが食卓を盛り上げた。
さて、これからだ。
新しい生活は、もう、はじまっている。
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