午後は恒例の毎週水曜の定例会議の後、
夜は、30代未婚社会人男性の
グループインタビューだった。

恒例の定例会議の方は、
コチラ側のプロジェクトチームと
クライアントチームでの認識のズレが
ますます目に付くようになり、
途中までは牛歩戦術よりもとろい、
チンタラした会議となってしまった。

その上、コチラ側チームの長老である人が
クライアントチームの側の人間かいと
思うくらい、
認識レベルが低かったため、
ますます会議は混乱し、
コチラ側の人間がいらつきだした。

そんな雰囲気の中で、
いつまでもダラダラと無駄な時間を
過ごしたくはないと思ったσ(^_^)は、
思い切って相手に失礼とは思いつつ
堂々と批判を展開し、
こうすべきだという今後の方針を
明らかにした。
この会議では、ペーペーの若造なのに
堂々と発表してしまった。

さて、どんなことを言ったのか。
わかりやすく、当たり障りのない程度に
ココに書いておくと・・・

?コチラサイドが当初から
行おうとしていることで
クライアントであるK社(仮名)と
合意していたことは何か

→これから30年後のK社の
企業としてのありかた
企業としての考え方(ポリシー)
企業理念をつくりあげるのが
このプロジェクトの目的であること。

?今のK社の状態を
小学生でもわかりやすくたとえると・・・

→K社は、絶対服従の
ワンマンオーナーの会社なので、
オーナーが「白い服がほしい」というと、
社員の皆さんは、首になりたくないから
帽子からシャツ、靴下・下着に至るまで、
全て真っ白の格好をさせてしまうくらい
絶対王政の会社である。
そのため、消費者がその姿を見ると
近寄りたくない印象を与えている。
一つ一つは、とてもいいものを
つくっている会社なのに・・・。

また、今までは「下手な鉄砲」方式で
ポリシーもなく、商品をガンガン出して
単純な売上高だけを追求しているので、
商品の寿命がものすごく短くなっている。
その結果、消費者から見ると
どんな方針で、どんな思い入れがあって
商品を作っているのか不明である。

?本質論として目指すべき方向性とは

→そこで、たとえ話を引用すると、
かっこいい服の着方
どういった服を着ると、
消費者にとって見栄えのいい素敵な企業に
うつるのか、
また、どういった考えでこの服を着るのか
というものをつくりあげるためには、
今までのような「下手な鉄砲」の案を
採用し、たくさん作るのではなく、
じっくりと腰を据えて
どういった思いがあるから
この商品を作りましたという考えを
作っていき、それを元に商品を
展開しましょう。

また、オーナーは、
ホンネの部分ではどういう企業に
していきたいのか、
未だ聞いたことがないので
一度オーナーに直接聞いてみて、
その方針に沿って、企業としての考え方を
つくりあげましょう。

・・・なあんて話をしてみました。

他のメンバーは、まさかこんな若造に
こんなにこっぴどく言われると
思っていなかったので
面食らっていました。
ただ、そんな中で、σ(^_^)の横に座っていた
F社のH社長とK嬢は、
「いいねえ」と、賛成してくれました。

このσ(^_^)の発言を機に、
議論が軌道修正され、
本来目指しているものは何かを
みんなが再認識し、
その方向に向かってプロジェクトを
進めていこうということで、
今日の会議は終了した。

その後、K社を後にした我々のチームは
近くの喫茶店で今後の進め方を協議した。

そこに移動するときに、K嬢に
「けんたさん、今回はこのプロジェクトの
救世主ですね」と声をかけてもらった。
H社長にも「Kさん、そうだよね。
けんたさんのおかげで、
本来進む方向に進めるね」と言われた。
涙が出るほどうれしかった。

で、喫茶店で30分ほど協議をしてから
会社に戻り、月末のシンポジウムの
打ち合わせに参加。
その後、少ししてから
30代独身男性のグループインタビュー。
自分と同世代同属性だったので、
共感できる部分も多く、
かえってやりにくいインタビューとなった。
そして、後かたづけなどをして
終電で帰った。

カウンター:17830(+42)

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